wakudeki

感想の練習

2015年まとめ

見た作品というのをどこどこ忘れてしまうので備忘録としてまとめておくことにしました。感想もあれば少し。一応ネタバレはなし。

単独で記事を作った作品は以下の羅列から消している。

 

 

アニメ・特撮

コードギアス 亡国のアキト 第一~三章
コードギアス 亡国のアキト 第四章

新宿バルトで観た。音響がすごくいい。アクションは特にアトラクションのようだった。

聖闘士星矢Ω

テレビアニメ版星矢の正当続編。元の星矢アニメは二年放映されオリジナルエピソードも多く、つっこみどころがかなり多いのだが、その点もそのまま踏襲し、新編として作ったことには好感が持てる。一期(全百話ほどのうち前半五十話まで)の総作画監督も担当している馬越のキャラデザも、元アニメの空気を取り入れつつ現代的で、馬越らしい可愛らしさがあってよい。特に要所要所の大事な回は馬越が作監なこともあり極めて作画が美しく、感動的に仕上がっている。まあ大体前半でフラグを立てて後半で回収する急展開なんだけど。

二期の作画は馬越キャラデザキャラの作画バランスに難儀していたようだが、二期の新キャラのデザインは一期以上に元アニメを意識されていてこれはこれでとても可愛い。

全体的に星矢的お約束や突飛さ、荒唐無稽さ、元アニメのオマージュをふんだんに取り入れられた極めて星矢らしいアニメに仕上がっていたと感じる。わりと評価が低いようだがなぜだかわからない。むしろキャラクターの描写自体は元アニメより丁寧なのではとすら感じるが。「聖闘士星矢の続編」ではなく「テレビ版の続編」なのだからいいのでは。

歳を重ね射手座となった星矢もとても格好いい。Ωの黄金聖闘士たちもなかなかみんな良いキャラクターである。

ただ星矢原作やアニメ版を知らない人が見て面白いのかというと少々疑問である。つまらなくはないと思うが……置いてきぼり感が多少あるかも。

テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~
聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編 前章

ハーデス十二宮編の謎の湿っぽさを振り切り元に戻った感じ。

最遊記外伝

 

 

視聴中

聖闘士星矢 黄金魂

黄金聖闘士たちを主人公にしたアニメという、恐らくのところファン待望の夢のようなアニメである。

Ωが「テレビアニメ版の正当続編」と銘打っているのに対し、こちらはテレビアニメ版オリジナルエピソードであるアスガルド編の続編でありながら設定自体は原作を踏襲しているというハイブリット。個人的には中途半端なように感じる。

内容自体は原作のオマージュが強くそういう意味では面白いのだが、原作の黄金聖闘士の「(物語的に)過たない大人たち」という存在が好きだったので、めっちゃ愚かかつ間抜けかつ弱く描かれている黄金聖闘士たちを見るのは複雑な気持ちになる。

ガッチャマンクラウズ insight

つばさがテレビの取材カメラの前でガッチャマンに覚醒するくだり、メディアに取り上げられ持てはやされるくだりなどのきな臭さは相変わらずのガチャクラという感じ。これからが楽しみ

ケイオスドラゴン

原作が好きだったので観ている。メインキャラについての詳細を変更すること自体への反対はない。むしろ、作品媒体や形態、表現方法が変わればそれに合わせてストーリーやキャラクターを変えることは自然である。でも面白くないので評価できない。特に婁が女になったことは男性視聴者への媚び以外の理由が考えられない。元の婁の性格が好きだっただけに残念。性格が元のままなら女になっても好きだったと思うのだが、エロおねえさんのようになっているのはやはり媚びとしか感じられない。

アイカツ!
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
Fate/kaleid liner プリズマ ツヴァイ ヘルツ!

 

 

漫画

「シアワセニナール」ねむりコム

2015年上半期この神がすごい第一位

「弟の夫 1」田亀源五郎

主人公のゲイ、弟の夫への態度や感情の描写が極めてリアルで絶妙。

「山の彼方の君の学校」赤夏
「クツナシ姫」赤夏

神、人外の存在へのこだわりが極めて強く感じられる。二冊ともとてもよい。特に「山の彼方の~」は作画があまりにも可愛すぎる。

「美術館のなかのひとたち 1」黒田いずま

著者が普段ネット上で公開している漫画や同人誌が大好きなのだが、面白いながらそれらに比べると勢いやキレは少ないように感じた。しかしこれからも商業誌でぜひ活躍していってほしい。氏の漫画には常、どこか優しさが感じられる。人柄かな。

「ディヴィジョン」西田東

すぐ男女問わずひっかけるだめ男(本心は打ち明けない)×まじめだけどだめ男にばかり引っかかる男系BL

暗殺教室 15」松井優征

予想外の展開。先生の過去話への誘導的エピソード。

「猫とはセックスなんかしない」木村ヒデサト

普段の氏の同人誌にある天才的とも言える突飛さに少々欠けていたのが残念。

「ふしぎの国のバード 1」佐々大河

江戸時代の日本を訪れた冒険家が日本のさまざまなことに驚きながらも冒険をしていく話。江戸時代の日本と言うとわりと下水道が整備されていて綺麗だったとか良い話ばかり聞くので、ノミにたかられて痒いだとか宿にプライバシーはないだとか井戸の水が腐っていたとかの不衛生な部分が描かれているのは興味深い。

惑星のさみだれ水上悟志

価値観がまったく合わなかった。ストーリーとしてのまとまりはよく、所謂聖杯戦争的な選ばれた者たちが行う戦争ものとしては巻数のわりにとても面白いと思う。

己を虐待し続けた祖父を助けるシーンはうすら寒くすらある。アニマたちの設定は好き。王ごっこがお遊びであったことは王厨として王も従者も遊びじゃねえんだぞと怒るしかない。でも現代日本が舞台であることを思うと、ある意味地に足ついているのかなという感じもある。

とにかく祖父のシーンがうすら寒く、またそれをうすら寒いシーンでなく正しいこと、善なることとして描いていることが純粋に恐ろしい。気味が悪いまでの無邪気さ。それが作品を引き立てる向きには働いていない。

からくりサーカス藤田和日郎

中国のしろがねたちの故郷に行くあたりまで読んだ。価値観が合わないのでまったく熱くなれなかった。ストーリー自体は面白いと思う。

「たびしカワラん!! 1」江野スミ

web漫画で読んでいた。続きが読みたいのでぜひこのまま続いてほしい。

「美少年ネス1,2」江野スミ
ヤングブラックジャック 1」原作:手塚治虫 脚本:田畑由秋 漫画:大熊ゆうご

当然と言えばそうなのだがあまりに絵柄の系統が違うので驚いていたのだが、内容はとても原作リスペクトの強いものだった。驚いた。手塚漫画の文脈が好きなので懐かしくてよかった。

「昭和元禄 落語心中 1~8」雲田はるこ

 

 

小説

魔性の子小野不由美

描写としてはホラーっぽいけど実際読んでいて恐怖を感じることはないと思う。どこどこ人が死んでいく。一冊としては雰囲気があるという程度でそこまで面白みはないかなという印象、飽くまで十二国記の序章という感じ。後者としては一体どういう世界なのか、わくわく(というのも少し違うが)させる感がある。

「月の影 影の海」小野不由美

十二国記シリーズの第一巻。この本が出た頃に、児童書として、所謂ところの異世界トリップものでありながらここまで異世界へ行ってからの大変さを描いた作品もそうないのではと感じた。或いはトリップが定型となっていない時代であったからこそなのだろうか。トリップしてからの大変さというのはわりと簡略的に済ませられることも多い題材だが、どれもこれくらいがっつり描いてほしいものだ。極めて地味なシーンを続きが気になるように描けるというのはすごい。

 

 

映画

マッドマックス 怒りのデス・ロード

評判通りすごく面白かった。映画館で観てよかったと思える作品。4DXで観るんだった…

 

 

CD・音楽

「ハロウィンと夜の物語」Sound Horizon

アイリッシュなテーマが小気味よい。小気味よい曲でありながら相変わらずなストーリーである点もらしい。曲の展開の仕方は第七の地平線の製作を経たものという感じ。第七の地平線から特に一曲内での展開、ストーリーの量が増え、音楽物語としての側面が強まって行っているように感じる。私自身はあまりストーリーはそこまで重要視していないのだが、様々なメロディに展開していくのは歌劇のようで聴いていて楽しい。

「ヴァニシング・スターライト」Sound Horizon

Noelというキャラを借りて素だったら歌えないようなことを歌うというのはいじらしい。三曲目はやりおったな……という感じ。

二曲目はノエル・マールブランシェについての歌なのかな、という解釈で推している。

「Nein」Sound Horizon

ifの世界線でありながらただ幸福のみにするのではないというところは流石というか、そういうところが好きだ。既存曲の象徴的なメロディ・サビを取り入れつつ、新しいいい曲にまとめているのは流石の手腕。ただの焼き直しに止まらないのはすごいとしか言いようがない。

「Variety」Mrs. GREEN APPLE
「Progressive」Mrs. GREEN APPLE

 

 

「男しか行けない場所に女が行ってきました」田房永子

著者がAVや男性向けの風俗サービスについて漫画でレポ、紹介するという仕事をしていたときの話を主にまとめているのだが、この手の仕事をしている方は多くが男性の欲望がわかる(自身も程度はともあれ同様の欲望を女性、女体に対して抱いている)ことが多いものだと感じていたので、著者が男性の風俗サービスやそこで働く女性、女体へ向ける欲望等について、風俗と縁のない女性同様に気持ち悪いと感じていることは、失礼な言い方かもしれないが意外だった。私は女体持ちとして筆者の感情もわかるところはあるのだが、利用する男性と同様の欲望を抱いているタイプなので、恐らく男性の多くがこの本を読んだとき、己の性欲や欲望について申し訳なく感じるだろうのと同様に、私もそう感じた。

現状男性の欲望は甘やかされているし、それがなくなることはないのに、女性に対する同様のサービスがあまりにも乏しいことは、明らかに平等でない。私は風俗の現状や実態をちゃんと知っているわけではないのだが、彼女らの労働環境はしっかりした安全なものであるべきだと思う。そして女性向けのそうしたサービスも増え、整備されるべきだ。この国の価値観が今のままである限り、サービスが出来たところで利用客はあまり多くないだろうし、だからこそ増えていないのだと思うのだが、出来ることで利用する人も増えていくだろうし、世も変わっていくだろう。なんであれ男女で非対称であるという現状はよくないと感じる。

Sound Horizon 9th Story ConcertNein』~西洋骨董屋根裏堂へようこそ~

サンホラのライブは初めてである。なかなか面白かった。音だけではよくわからなかったり、聞き逃していたシーンなど、「ここはこういうことだったのか」とストーリーについて発見があるのは面白い。歌も演奏もとてもよい。Joelleの生歌は特にすばらしいので、アンコールが「磔刑の聖女」だったのも嬉しい。新解釈の「Stardust」もよかった。みんな衣装も可愛い。

地平線のすべてにミシェル・マールブランシェの存在が関わっていたよということのようだ。

西洋骨董屋根裏堂前のNoelと観客のやりとりは、Nein内の好きなフレーズについて。

一人目が女性の回答がミーシャとエレフの名を呼び合う応酬。答えた女性と隣席の女性が二人でその応酬をし合う。Noelがそれをやらせたあと、二人は知人ではなく完全に隣の席に座り合わせただけの他人であると判明する。

二人目の男性は「児童虐待防止団体への~」のくだり。Noelが「じゃあ一番が俺たち、……一番ってなんだ!?」などと言いながら「児童虐待防止団体への、キャッシュフロー」までをNoelが、観客の男性が、女性が(うろ覚え)と言った調子で繰り返し、最後に「作ったわ」で〆ることに。キーボードの助力を得て綺麗におさまる。

三人目の男性は「草を食む虫は食われ~」。ピラミッドの段ごとに席を大体で区切り、適当にパート分けをする。雑である。なんとなくな感じで分けた結果、明らかに歌う長さが違いすぎるという問題に初めてから皆が気がついたが、なんとなく最後のあたりの「彼らを繋ぐ鎖で編んだ~」あたりはわりと皆で歌うという感じでなんとなくおさまった。銃声だけちゃんと鳴らされていたのがシュール。

ラストのアレンジは山さんがNoelのR.E.V.Oを格好良いと言いかけてしまう、というオチだった。