コードギアス 反逆のルルーシュ
前々から観たいとは思っていたのだが、亡国のアキトの一章、二章を観たので三章、四章に向けて一期を観た。アキトはR2の前の話だと聞いたので。
なので一期さえ観ておけばアキトのジュリアスが何ーシュなのか、なぜスザクがジュリアスと共にいるのかがわかるかな、という気持ちがあったのだが、結論から言えば一期を見てもなぜアキトでああなっているのかはなにもわかりませんでした。
むしろなぜああなったのか疑問が深まる。R2の一話のルルーシュが普通に一期と同じく学園生活を送っていたので謎は深まる一方である。(二期の途中まで観れば少しわかるらしい)
人の話をちらちら聞くにクソアニメだと思っていたのだけど、評価が分かれるのはどうやらR2だったらしい。一期は思ったより普通に面白かった。
中二的、ラノベ的文脈もまあ耐えられる感じ。あそこまで一話からチートだと話や細かい部分や作戦等がざくざ くしていてもそういうものか……と思える。声が同じなのにゼロがルルーシュだと気がつかれないのはセーラームーンのようなものだ。
一話毎の区切りというか、一話単位での構成はもっと考えてもいいのでは!? だらだら観るにはいいけど一話ずつ観るには微妙。リアルタイムで観たら来週が楽しみ! とはならなさそう。むしろ先週どんな話だったっけ……となりそう。
ラストについては二期があるからああしたのか、二期がないとしてもああしたのかは知らないし、ああいう物語の終え方(続編の予定はないものとして)自体はありだとは思うが、あまり好きではない。二期を作ることが決まっていた上でああしたのだとしたら、あの終わり方で二期まで引っ張るのは少しむごすぎるように 思う。もう少し二期までの間ファンを繋ぎとめる努力をしたほうがよいのでは……。多分中途半端に投げ出すことでこれからどうなるのか!? と盛り上げたかったのだろうな。
まどマギの十話(ほむらの過去が明らかになる回)の放送とそのあとの最終回までの二話の放送延期などはそれがうまく働いた例だと思うのだ が、ギアスについては待つものの展開としての幅が少々狭いことと、待たせる時間が長すぎたのだろうなと思った。っていうか放送時から追加してやってあの終わりって本当になんなんだよ!? 見逃した回か番外編でもあるのかと思ったよ!!
キャラクターはみんなとてもいいなと思いました。どの人ももっと知りたくなる。
わりとみんな含みがあるというか、一元的、記号的ではなさそうに描かれているのもよい。もっと知りたくなる。そういう意味では見返して細かい言動などからその人の価値観や性格を推測したくなるアニメだった。
スザクもルルーシュも独善的であるのがいい。スザクの屈折もいい。
でもやはりストーリーはちゃんと完結させてほしい。R2も観ます。